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繋いだストーリー♡4


これも震災当時の話だけど。当時、避難所には掲示板のように、「ココには誰それがいます」とか「誰それは死亡が確認されました」といった紙が貼ってあったんです。だから、避難所に行かないと、安否情報や誰がどこにいるかを知ることができなかった。

それをオンラインで確認できるように、安否情報のシステムをグーグルが作って、提供してくれていたんです。有志の人たちが安否情報を写真に撮って、グーグルのサーバにアップして、その写真の情報を元に文字起こしして、というやり方でデータベースを作ってたんですね。 これなら自宅でもできるし、すごく良い!と思って、入力作業を始めたんだけど、量が多すぎて無理!ってなった(笑)。だから、これも繋げば良いんじゃないかと思ったんですね。 で、まずはデータ入力会社を検索して、片っ端から電話をかけまくって、事情を説明したんです。何社かからは、普通に見積もりが出てきた(笑)。こりゃ僕には払えないなと。そうしているうちに、その中の1社が「僕らも協力します」と言ってくれたんです。その会社は入力作業を中国で行ってたんですけど、中国に安否情報の入力専門チームを立ち上げてくれて。「僕たちも応援してますから」と。 これにはすごく感動しましたね。本当にありがたいなあと思った。そして、繋ぐとこんなにすごいことが起こるんだ、と思ったんです。

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