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繋いだストーリー♡1


繋がるストーリー1

東日本大震災のときのこと。 2011年3月11日。東日本大震災がありました。僕はその時東京に住んでいて、すぐにでも被災地に行きたいと思っていました。でも、奥さんも子どももいて、何かあったらどうしよう、という想いや、被災地の状況も分からないまま現地入りするのも良くないと思い直しました。 そこで考えたのが「自宅でできることはないだろうか?」ということ。当時はSNSとしてmixi全盛の頃でしたから、被災地の中でもピンときた南相馬市に絞って、南相馬市在住の人を検索して、片っ端から「僕に何かできることはありますか?」というメッセージを送り始めました。大体100人くらいにはメッセージを送ったんじゃないかな。 受け取った人たちがどう感じたのかは、正直よく分かりません。当時、もうmixiを使っていなかった人もいるだろうし、突然メッセージが送られてきて、怪しいなと感じた人もいるでしょう。そんな中、一人の人が返事をくれて、避難したいけれど車のガソリンがなくて困っている、という内容でした。 そこで、南相馬市の役所に電話してみました。役所のいくつかの部署に電話したところ、ガソリンがあるところを教えてもらえた。そして、その情報をその人に伝えたところ「今、お父さんがガソリンを取りに行ってきました!これで避難できます、ありがとうございます!」という返事が来たんです。 小さなことだったかもしれないけれど、その家族にとっては良かったのかなあ、と思っています。

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