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繋いだストーリー♡2


東日本大震災のときは、他にも色々なことがありました。 僕は当時からNPO法人の支援をしていたのですが、その支援しているNPO法人経由で、「海外に住んでいるお母さんの団体が、震災の話を聞いて洋服を5000着ほど集めてくれた。それを送ってくれることまでは決まっているのだけれど、どうやって被災地に送れば良いか困っている」という話が入ってきました。当時は、まだ交通状況なども混乱してましたからね。 でも、僕もどうしたら良いか分からないから、とりあえず運送会社に電話してみたんです。そうすると、空港から被災地までは7万円ほどかかると。それに、空港では税関を通す手続きをする必要があるらしい、ということを教えてくれて、空港の担当部署の電話番号を教えてくれたんです。 運送会社に教えてもらった担当部署に電話してみると、空港でも被災地支援をしていて、関税の費用を無料にしていると教えてくれた。しかも、彼らが知っている運送会社さんなら、ガソリン代だけで運んでくれるという申し出もしてくれ、結果として1万5000円で配送してくれることになったんです。不思議なもので、動くと繋がるんだなあと思いましたね。 ついでなんだけど、このやり取りをしている最中に弟から連絡が来たんです。「今、物資を積んで被災地に来た。でも、役所が何も受け付けてくれない」と。その時、ちょうど被災地に物資を届ける活動をしているNPOの連絡先が目の前にあったから、「ここに連絡すれば、届けてくれるから」と(笑)。弟は現地に行けば役所で支援物資を受け付けてくれるもんだと思ってたらしいんですね。ところが、役所には当時その機能はなかった。つまり、つなぐ人がいなかったんです。 こういうときは、適切に繋ぐ人がいないと、好意が必要な人に届かなくなっちゃうんですよね。

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